京浜海藻の年表


京浜海藻の歴史を写真で振り返る



京浜海藻のストーリー


1950年(昭和25年)創業。創業者でもある祖父は戦後復員として昆布店で働き始める。

昆布の仕入など任されインフラ整備が整っていないなか北海道道内に留まらず、樺太(からふと)・国後島(くなしりとう)、択捉島(えとろふとう)へ良質の昆布を求め出向く。

数年後起業。戦争を生き抜いた勢いをそのままに当時小切手、手形がない日本。腹巻に多額の現金を忍ばせ昆布を買い付けに行ったと言う逸話まで残る。

日本昆布協会に加盟し理事を務める。「うちは乾物屋じゃない昆布屋だ」と強い信念の元、人一倍昆布に人に愛情を注いだ。

その後引退し父が引き継ぎ、一般社団法人日本昆布協会理事、東京昆布協会の会長を務め先代の「誠実」に商品と向き合う姿勢を大切にして現役で昆布の仕入に力を入れ、そして現在に至る。 

世の中が化学調味料に関心が高まり「簡単・便利」が重宝され、日本の食事事情が欧米化し始めた時期がありました。

簡単便利がいけないのではない、欧米の食事が悪いわけではない、だだ「出汁文化」がこのまま無くなってしまうのではないかと考えていました。

それでもおいしい物を食べたい、ダシにはこだわりたい、国産商品にこだわりたいと言うお客様に支えられじっくりお客様と向き合ってきました。

2013年(平成25年12月)「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録。海外の関心は高いものの日本としての盛り上がりは掛けていました。

しかし近年、食品への不安感や体に良い物(無添加)への関心が高まり自然食への見方が変わりつつある中、催事に参加した際にはお客様の今更聞けないダシの質問、皆様のご家庭の食に関する事などに耳を傾けています。

私自信がお客様にお伝えする事よりもお客様に教えて頂く事が数多く食への関心があるのだと実感しております。お子様、お孫様、ご自身の体に良い物を考えるお客様が最近多くなり、たった1つのアドバイスをさせて頂いております。

小学校を中心とした食育授業ではメモを取る授業よりも五感で感じて貰える授業を心掛けており、子供達の質問などがとっても新鮮で、何より「おいしい」の反響がとても嬉しく思います。

最後に人生の先輩として、男として男子生徒に極秘のお話をしております。国産原料、国産加工が少ない食品の中、昆布に限らずわかめ、鰹節、乾物など純国産を強く意識して商品を取り扱っております。

「食の礎材(そざい)」でもあるダシ。昆布1枚から始まり口いっぱいに広がる旨味を皆様に広げて行けたらと思います。

お問い合わせはこちらご意見、ご要望はこちらからお気軽にご連絡ください。


LINELINE